そしてママになる

赤ちゃんを産んだ日から、私は嬉しくて「ママですよ〜」「ママはね、今日〇〇だよ」などと『ママ』という言葉を連呼していたように思います。

長い期間、私は子供をちゃんと育てられるのだろうかと不安と戦いながら、やっと覚悟がついたことも嬉しくて、あとはこの産まれてきてくれた赤ちゃんとの穏やかな日々が当然続くように感じていました。

しかし、やはり永遠なんてものはないのです。

外出先で30分程だけ赤ちゃんを預けた物腰柔らかな女性に懐いてしまう。そこに私が顔を見せると、いつもならニコッとしてくれる赤ちゃんに、目をそらされる。

そうだよなぁ。

まだ私の顔もはっきりとは覚えておらず、これから長く続いていく私との縁の深さを知るよしもない赤ちゃんは、私よりもほんの先程会った温かい雰囲気の女性の方にくっついていたくなったりしても何らおかしいことではないと思います。

そこで私は悲しむのか、落ち込むのか。

たしかに少しは残念でしたが、せっかくつまずいた機会ですからタダでは起き上がりません。

最近、子育てが手抜きになって、赤ちゃんのやりたいことや心地良いことをしようという意識が抜け始めていたんだなぁと思い直しました。

これからは、自分の行きたい場所に赤ちゃんを連れ回したりするのを控えて、『この子は何をしているのが楽しいのかな?』『何が好きな子なのかな?』『今どう感じているのかな?』と心の声を聞いていこうと思いました。

自分のお腹から産まれて血が繋がっているからといっても、赤ちゃんから自分のことをママと認めてくれるわけではないと深く感じた出来事でした。

これからも様々な出来事に遭遇して、その都度悩んだりすると思うけど、前を向いて問題と向き合って、赤ちゃんの気持ちとも向き合って、少しずつ本当のママになっていこうと思いました。

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